It is not until ~ that とIt was not until ~ that は、
どちらも「〜して初めて」という意味です。
悩む生徒でも、なんで is と was があるの?
と思ったことはありませんか?
問題を解いていると、
- 先生や参考書の解説では was になっている
- でも自分は is を選びたくなる
- 「is と was で何が違うの?」
- 「意味は同じじゃないの?」とモヤモヤする
そんな経験がある人も多いはずです。



実は、この構文の is / was の違い・使い分けのポイントは、「何が起きたか」や「いつ起きたか」ではありません。
ポイントは、
話している人が「今の気持ち」で言っているのか、
「過去を振り返って」言っているのか。
It is not until ~ that と It was not until ~ that の違いについて、
次の流れで整理していきます。
この記事の内容
- まず結論から
→is と was の違いは「意味」ではなく、
話し手の立ち位置(視点)にあることを説明します。 - It is not until ~ that の使い方
→「今の立場から気づいたこと」を表すときの考え方と例文。 - It was not until ~ that の使い方
→「過去を振り返って語る」場面で使われる理由と例文。 - is / was を入れ替えるとどうなる?
→意味は同じでも、不自然になる理由を図で確認します。 - 迷わないための判断ポイント
→問題演習や英作文で使える、
1秒で決められるチェック方法を紹介します。



読み終わるころには、not until の is / was で悩むことはなくなるはずです。
まずは結論から見ていきましょう。
結論:is / was の違いは「出来事」ではなく「視点」
ポイントはとてもシンプルです。
話し手が、どの時点に立って語っているか
が違います。
- is:今の立場から語っている
- was:過去のある時点に立って語っている
つまり、ここでの is / was の違いは
👉 意味そのものではなく、
話し手の視点の違いです。
たとえば、次の2文を比べてみてください。
現在視点
It is not until now that I realize she was right.
(今になって初めて、彼女が正しかったことが分かる)
過去視点
It was not until then that I realized she was right.
(その時になって初めて、彼女が正しいと分かった)
意味はどちらも「〜して初めて」ですが、
話し手が立っている時点が違います。
どちらの文でも、
「彼女が正しかった(she was right)」という
過去の出来事について話している点は同じ。
is / was の使い分けのポイントは、
話し手が「いつ気づいたのか」(今か/当時か)です。



次の章からは、それぞれの違いを深堀りしていきます。
It is not until ~ that を使う場面【現在視点】
It is not until ~ that は、
話し手が「今」の視点で語るときに使われます。
例文1
It is not until now that I realize she was right.
→今になって初めて、彼女が正しかったことが分かる。
例文2
It is not until I became a teacher that I understood this rule.
→教師になって初めて、このルールが分かったと今は言える。
話題が過去の出来事であっても問題ありません。
大切なのは、今の立場から述べている点です。
“is なのに understood なの?”と思った人へ。
ここ文では、「今は言える」という“今の視点”なので is でOKです。
understood は「その経験を経て、理解できるようになった」という意味で、この文では自然です。
▶ イメージ
- 出来事:過去
- それを語る立場:is(現在)



でも例文2は、
I became も I understood も過去なんだから、
時制の一致で was にした方が自然じゃない?



と、思う気持ちもわかります。
実際、was でもOKです!
ただ、became は過去のできごとでも、「今の立場から振り返っている」のであれば is でも問題ありません。
例文2
It is not until I became a teacher that I understood this rule.
→教師になって初めて、このルールが分かったと今は言える。
この文で言いたいのは、
- ❌「教師になったその瞬間に理解した」
- ⭕「教師になった経験を経て、今になって理解している」
ということです。
だから、どちらの文も伝わりますが、
視点が「今」にあるか「過去」にあるかで使い分ける必要があります。



じゃあ、was にするとどうなるんだろう?



では、比較してみましょう
現在視点
It is not until I became a teacher that I understood this rule.
→教師になって初めて、このルールが分かったと今は言える。
💡今の立場から、その出来事を振り返っている
過去視点
It was not until I became a teacher that I understood this rule.
→教師になって初めて、このルールが分かった。
💡当時の立場での気づき
結論、
「過去の出来事」でも It is not until ~ that を使って「今の視点」から言うことができる。



これを踏まえて、
例文を最終確認しましょう。
It is not until I became a teacher that I understood this rule.
(教師になって初めて、このルールが分かったと今は言える)
この文は、
⭕「教師になった経験を通して、
そのとき初めて理解したという事実」を、「今」振り返っている
と考えることができます。
- 会議・意見文でよく使われる
- 「今になって気づいた」「今だから言える」感覚
- until 以下の時制だけで判断しない
It was not until ~ that を使う場面【過去視点】
It was not until ~ that は、
話し手が「当時」の視点で語るときに使われます。
例文1
It was not until then that I realized she was right.
→そのときになって初めて、彼女が正しかったと分かった。
例文2
It was not until I became a teacher that I understood this rule.
→教師になって初めて、このルールが分かった。
話し手の視点が「過去」にあることがポイントです。
出来事そのものではなく、その出来事を「当時どう捉えていたか」を表しています。
▶ イメージ
- 出来事:過去
- それを語る立場:was(過去)



さっきも思ったけど、
例文2って is の文と意味は同じじゃない?



はい、出来事は同じです。
違うのは、話し手が立っている時間だけです。
例文2
It was not until I became a teacher that I understood this rule.
→教師になって初めて、このルールが分かった。
この文で言いたいのは、
- ⭕ 教師になった当時、このルールに気づいた
- ⭕ 今の立場から振り返っているわけではない
ということです。
is / was が同じ意味(和訳)になってしまうのは、
✔ 日本語では「話し手の立ち位置(視点)」を動詞の形で必ずしも区別しない
✔ 英語ではそれを is / was で必ず明示する
この差があるため、
日本語にすると is / was の違いが消えてしまうのです。



話し手の立ち位置を区別して例文を比較しましょう
現在視点
It is not until I became a teacher that I understood this rule.
→教師になって初めて、このルールが分かったと今は言える。
過去視点
It was not until I became a teacher that I understood this rule.
→教師になって初めて、このルールが分かった。
(今の視点が含まれない、当時の立場での気づき)
結論、
It was not until ~ that は、当時の立場での気づきをそのまま伝える表現。
- 過去の出来事を過去の視点で語る
- 回想・説明文・物語文でよく使われる
- 「今はどう思っているか」は含まれない
英語では、
話し手がどの立場に立っているかを
is / was で必ず示す必要がある、ことがわかりました。



「今の視点か/当時の視点か」で is / was を選ぶようにしましょう
is / was の違いを整理すると…(小まとめ)
- is / was の違いは意味の違いではない
- 話し手が今にいるか/過去にいるか で is / was を選ぶ
is / was で迷ったら?【3秒チェック】
ここまで理解できていれば、
もう It is / was not until ~ that で大きく迷うことはありません。
それでも、英作文や読解で一瞬手が止まったら、
次の3つだけを確認してください。
- 今の立場から言っている?
→ YES:is
→ NO:was - 「今は言える」「今になって分かった」と言い換えられる?
→ YES:is - 単なる過去の回想・出来事の説明?
→ YES:was
この3点を順にチェックすれば、
until 以下が過去かどうかで悩む必要はありません。
💡ポイント
It is / was not until ~ that は、
「出来事」ではなく「話し手の立ち位置」で判断する構文。
よくある誤解|not until の is / was
It is / was not until ~ that は、
理解するとシンプルですが、最初は次の点で迷いやすい構文です。
❌ until 以下が過去だから was
→until 以下の時制では決まりません。
判断するのは、話し手が「今」か「当時」かです。
❌ she was right が過去だから was
→どちらの文でも、she was right は過去の事実です。
違うのは、それをいつの立場で評価しているかです。
❌ 日本語訳が過去形だから was
→日本語では、視点の違いが文に表れにくいため、
is / was の差が見えなくなります。
❌ 時制の一致で was にすべき
→not until 構文では、
「理解・気づきの視点」が is / was を決めます。
まとめ|It is / was not until ~ that の考え方
最後に、It is / was not until ~ that の考え方を
シンプルに整理しておきましょう。
結論
It is / was not until ~ that は、
出来事の時ではなく、
話し手がどの立場に立って語っているかで決まる。
It is not until ~ that
・今の立場から振り返っている
・「今になって分かった」「今は言える」感覚
・過去の出来事でも使える
It was not until ~ that
・当時の立場での気づき
・単なる回想・過去の理解
・「今の視点」は含まれない
日本語では、
「今の視点」か「当時の視点」かが文の形に表れにくいため、
is / was の違いが同じ意味に見えてしまうことがあります。
英語では、
話し手の立ち位置を is / was で必ず示す必要があります。



迷ったら、
「この文は今の私が言っている?」それとも「当時の私の話?」と自分に聞いてみてください。
ここが分かれば、
It is / was not until ~ that で迷うことはほとんどなくなります。
よくある質問(FAQ)|It is / was not until ~ that
Q1. It is not until ~ that と It was not until ~ that の意味は違いますか?
A.
いいえ、意味自体はどちらも「〜して初めて」で同じです。
違うのは、話し手がどの時点に立って語っているか(視点)です。
- is:今の立場から振り返っている
- was:当時の立場で語っている
Q2. until 以下が過去形なら、was を使うべきではないのですか?
A.
いいえ、until 以下の時制だけでは決まりません。
この構文で重要なのは、
話し手が「今」語っているのか、「過去」を語っているのか
です。
話題が過去の出来事でも、今の視点で述べていれば is が使えます。
Q3. It is not until I became a teacher that I understood this rule. は自然ですか?
A.
はい、自然で正しい英語です。
この文は、
教師になった経験を経て、今になって理解している
という意味で、
現在の視点(is)+理解に至った過去(understood)
という組み合わせになっています。
Q4. is を使うなら understand にしなくていいのですか?
A.
はい、understood のままで問題ありません。
understood は
「その経験を経て、理解に到達した」という
理解の成立点を表します。
文全体は「今は言える」という現在視点ですが、
理解そのものが成立したのは過去なので understood が自然です。
Q5. 試験や英作文では、is / was はどう判断すればいいですか?
A.
次の1つの質問で判断できます。
「これは 今の私が言っている?
それとも 当時の私の話?」
- 「今は言える」「今になって分かった」
→ is - 単なる回想・過去の説明
→ was
until 以下の時制では判断しないのがコツです。
今回は以上です!
最後に、It is / was not until ~ that に関する記事を紹介します
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なまえ:Akken
高校英語教員。”初心者にとことん向き合う”をモットーに情報発信しています。
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