not until は、日本語ではよく「〜して初めて」と訳されます。
悩む生徒「not until って、
“〜して初めて”って訳すけど、
文の形が違ってよく分からない…」



実はこの意味、英語では
大きく分けて次の2つの使い方があります。
① 否定文 + until
② It is / was not until ~ that(強調構文)
意味はほぼ同じですが、
使い方を間違えると英作文で減点されやすいのが注意点です。



この記事では、この2つを
「何が違って、どう使い分ければいいか」をスッキリと整理します。
① 否定文 + until
否定文 + until は「〜して初めて…した」と覚えましょう。
※ 直訳すると、
「…するまで、~しなかった」という意味もあります。
例文
I didn’t understand the truth until I met her.
👉 彼女に会って 初めて 真実が分かった。
なぜ「〜して初めて」になる?
文の形はこうです。
- I didn’t understand the truth
- until I met her
つまり、
「彼女に会うまで、真実は分からなかった」
→ 結果として
👉 会った瞬間に分かった ということ。



until I met her の “I met her”が分岐点となっています。
① until の前
I didn’t understand the truth
→ 分からない状態が続いていた
📌これは意味の中心ではなく、
ただの背景説明 です。
② until の後
I met her
→ この時点で「わかった」に変わった
📌ここが 英語が本当に伝えたいポイント(意味の中心)
この「結果の時点」を日本語では
「〜して初めて」 と言う。
つまり、意味の中心は
until の「前」ではなく「後」にあります。



だから、「彼女に会うまで分からなかった」ではなく、
「彼女に会って初めて分かった」と訳すのが自然なんだ…!
直訳しなくていい理由(重要)
❌「〜するまで分からなかった」と毎回考える
⭕「〜して初めて」とまとめて処理する
👉 このほうが
- 読解が速い
- 英作文で迷わない
- 和訳が安定する
- 強調構文との違いも自然に分かる



本当かな。
なんだか心配…



私も最初はそうでした。
繰り返すうちにこの読み方が自然になりますよ。
まずは「〜して初めて」で意味をつかみ、
必要になったときに直訳を確認すれば十分です。
② It is / was not until ~ that
It is / was not until ~ that は、
- 「〜して初めて…する/した」を意味する
- “いつ〜したのか(=時点)”を強く伝えたいときに使う
表現です。
意味は①(否定文+until)とほぼ同じですが、
伝えたいポイントが違います。
①との違いはここだけ
まず、①を思い出しましょう。
否定文+until
I didn’t understand the truth until I met her.
(彼女に会って初めて真実が分かった)
👉事実を淡々と述べる
次に②です。
It is / was not until ~ that
It was not until I met her that I understood the truth.
(彼女に会って初めて真実が分かった)
※意味は同じ。だけど、
👉その「時点」= “not until I met“を強調
- 否定文+until
👉事実を淡々と述べる - It is / was not until ~ that
👉その「時点」= “not until I met“を強調



でも「意味は同じ」って言われると、なんで使い分けるのかわからないなぁ…



そんな人も安心して。
「意味が同じ」と思えた時点で
この2つの使い分けを理解するまであと一歩です!
何を強調しているのか?
②の文は、形を見ると分かりやすいです。
It was + not until I met her + that + I understood the truth
💡赤字が強調されている部分(=前に出されている)
この形は、
「分かったのは、いつか?」
→ 彼女に会ったときだ
という 時点にフォーカスした文 です。
だから、
- 「ずっと分からなかった」
- 「でも、その瞬間に一気に変わった」
という ドラマ性 が出ます。
これは、
not until 以下 が「時間の積み重ね」を表し、
強調構文は「その転換点(not until 以下)をスポットライトで照らす」
とイメージするとわかりやすいかもしれません。
👉つまり、②は「出来事」ではなく
「タイミング」を強調したいときに使う



It is / was not until ~ that は、
「何が起きたか」より
「いつ起きたか」を言いたい文
ということです。
なぜ that が必要なのか?
ここが最大の疑問ポイントですね。
結論を言うと、
that は、強調構文(It is … that)の一部だから
です。つまり、that は省略できません。



え、that って until の後に来てるけど
until that って1セットじゃないの…?



と、思った方。
ここで言う that は、「until that」という意味ではありません。
強調構文(It is … that)を作るための that です。
②のように、強調構文は、
「It is ~ that …」という決まった型で文を作ります。
また、that は until の一部ではありませんし、
強調構文(It is … that)を作るために
後ろに必ず置かれる that です。
正しい使い方・誤用をチェック
⭕ It was not until I met her that I understood the truth.
❌ It was not until I met her I understood the truth.
上記の2つ目(誤用)のように、
that がないと、強調構文としての型が壊れてしまうので注意。
👉 It is not until ~ that で「that は省略できる?」と疑問に思った方はこちら


いつ②を使えばいい?
目安はシンプルです。
① 否定文 + until
→ 普通に事実を述べたいとき
② It is / was not until ~ that
→ その時点を強く言いたいとき
特に、
- 試験の並び替え
- 入試長文
- 強調表現が求められる英作文
では②がよく使われます。
※試験でよく引っかかるポイントです。
👉 It is / was not until ~ that 構文を、倒置・時制・入試対策まで体系的に整理した完全ガイドはこちら
(※ ここから先は「もう一段深く理解したい人向け」です)


よくある質問(FAQ)
Q1. not until の意味は結局ひとつですか?
A. はい、意味は基本的にひとつで「〜して初めて」です。
否定文+until でも、It is / was not until ~ that でも、
日本語の意味自体は同じです。
ただし、
- 否定文+until:事実を淡々と述べる
- It is / was not until ~ that:その「時点」を強く強調する
という 伝え方の違い があります。
Q2. not until と only after の違いは何ですか?
A. どちらも「〜して初めて」に近いですが、ニュアンスが異なります。
- not until:
それまで起きなかったことが、ある時点で初めて起きた - only after:
順序・条件を冷静に説明する表現
感情やドラマ性が出やすいのは not until です。
Q3. It is not until ~ that の that は省略できますか?
A. 省略できません。
It is not until ~ that は、
It is ~ that の強調構文だからです。
until とセットの接続詞ではなく、
強調構文を完成させるために必須の that なので、
省略すると文法的に不自然になります。
Q4. not until の文は倒置されますか?
A. 通常は倒置されません。
倒置が起こるのは、
Not until I met her did I understand the truth.
のように
Not until が文頭に来た場合です。
この記事で扱っている
- 否定文+until
- It is / was not until ~ that
では、倒置は起こりません。
Q5. 英作文ではどちらを使えば安全ですか?
A. 迷ったら「否定文+until」が一番安全です。
I didn’t understand the truth until I met her.
It is / was not until ~ that は
書けると評価は高いですが、
構文ミスのリスクもあります。
まとめ|not until「〜して初めて」はこの2つ
今回は、
not until「〜して初めて」の2つの型を、
「何が違って、どう使い分ければいいか」という視点で解説しました。
① 否定文 + until(基本・安全)
- 意味:〜して初めて
- that は使わない
- 英作文で迷ったらこの形が一番安全
文の形:
I didn’t understand the truth until I met her.
② It is / was not until ~ that(強調構文)
- 意味:〜して初めて(その時点を強調)
- that は 必須
- 時点をはっきり目立たせたいときに使う
※ 英作文では①で十分。②は「伝え方」を工夫したいときに使う。
文の形:
It was not until I met her that I understood the truth.
not until 関連記事まとめ



以下の記事では、not until に関する 意味・使い方・強調構文・派生パターンまで 体系的に理解できます。
- not until の意味|「〜して初めて」を日本語1行で理解
→ not until の基本の意味・感覚を最初に押さえたい人向け - not until の意味と使い分け|否定文+until / It is not until ~ that を整理(※今回の記事)
→ 否定文+until と It is not until ~ that の違いと使い分けを一気に整理したい人向け - It is / was not until ~ that 構文|意味・使い方を完全整理
→ 強調構文としての not untilを詳しく知りたい人向け - It is not until ~ that の that は省略できない?理由を解説
→ that は省略できるのか?を文法的に正確に知りたい人向け - It is until ~ that はどうして不自然?理由を解説
→ 肯定形との比較や「until と that の組み合わせ」を知りたい人向け - It that 構文(強調構文)とは?基本から例文まで完全ガイド
→ 強調構文全般(It is 〜 that)を体系的に理解したい人向け
今回は以上です!



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なまえ:Akken
高校英語教員。”初心者にとことん向き合う”をモットーに情報発信しています。
所有資格:TOEIC825,英検準1級,英語教授資格TESOL certificate Ⅳ
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