こんにちは。Akkenです。
このブログでは,英語学習のノウハウや英文法・英会話フレーズなどを解説しています。
共通テスト英語で時間が足りません。
時間内に解く方法が知りたいです。
以上のような,共通テスト英語を時間内に解き終えたい人の質問にお答えします。
✔この記事の内容
共通テストの英文を早く読み,時間内に解き終える方法
共テ英語を解き終えることで狙える点数
共通テスト英語 時間が足りないのはなぜ?
時間が足りず,最後の問題までたどり着けない。そのため点数が上がらない。
おそらく全国の高校生が抱える悩みだと思います。
ではなぜ時間が足りないのでしょう?それには次のような原因が考えられます。
共テで時間が足りない人の特徴10選
- 語彙・文法・構文が苦手
- 言い換えの表現が苦手
- 文章の要約が苦手
- 必要のない情報を読み取っている
- 1文1文を正確に読むことができない(正確に読める文章が少ない)
- 一度に複数の情報を読み取り整理するのが苦手(表・グラフもある)
- 毎日英語に1時間以上の時間をかけてない
- 共テの問題集や過去問を解いてない(形式に慣れていない)
- 解きっぱなしで復習してない
- 学校の授業で集中できてない
あなたはいくつ当てはまりましたか?
当てはまる数が多ければ多いほど,英語に対する苦手意識が強く,効率の悪い勉強をしているはずです。
当てはまる項目にチェックを付け,一つずつ改善してください。
けっこう当てはまる…
どうすればいいですか?
次の章で英文を早く読む方法を解説しているよ!
共テの英文を早く読む方法
共通テストの英文を早く読む方法をまとめると以下のとおりです。
✔共テの英文を早く読む方法
- 語彙・文法・構文を身に付け,英語力の土台を作る
- 精読により,1文1文を正確に読む練習をする
- 共テの問題集・過去問を解いて形式に慣れる
- 演習を通して英文読解力を身に付ける
- 80分ぶっ続けで英文を読む体力をつける
このように,英語力の基礎を身につけたうえで演習を繰り返せば,あなたの共テ英語のスコアは着実に伸びていきます。
私自身この読み方を続けたことで,英検準1級やTOEIC800点越え等を達成することができました。
共通テストの演習や模試では(教える立場なので当然ではありますが)9割越えや満点を安定して取ることができます。
もっと詳しく知りたいです!
では,上記1~5について細かく解説していくよ
①語彙・文法・構文を身に付け,英語力の土台を作る
・先ず単語については,英検2級やターゲット1900くらいのレベル単語帳で勉強する。
↓
・英語を聞いて単語の意味を即答できるように反復練習しましょう。
英単語は,覚えて忘れてを5~6回以上続けたあたりから長期記憶になっていきます。
復習のタイミングは,エビングハウスの忘却曲線を参考にしてください。
✔単語を長期記憶に落とし込む方法
1.「あれ,なんだっけ…」となったタイミングで復習
2.単語に出会うシチュエーションを増やす
(いつもと違う場面で覚えたい単語に出会うと忘れにくくなる)
3.長文を読んだり,覚えた単語を英作文で使ったり等,アウトプットを行う
②精読により,1文1文を正確に読む練習をする
精読とは,単語・文法・構文などを把握しながら英文の意味を正しく読み取ることです。
精読には次のようなメリットがあります。
✔精読がおすすめの理由
1.語彙・文法・構文の知識が身につく
2.正確に読める文章が増え,「返り読み」が減る
3.言い換え表現が身につく
4.文と文のつながりがわかり,英文読解力が向上する
返り読みが減り,正しい英文読解が行えれば,時短と正答率のアップにつながります!
③共テの問題集・過去問を解いて形式に慣れる
共通テスト英語の落とし穴は,学校の定期テストとは問題形式が違う点です。
学校の問題を共通テスト形式にアレンジしてテストに出題している学校があったとしても,年に数回の学校の定期テストのみで共通テスト対策は万全かと言うとそうではありません。
✔共通テストの問題形式に慣れる方法
1.共通テストの問題集・過去問を解いて形式に慣れる
2.共通テスト模試が終わったあとは必ず復習する
3.自分の大問毎の点数や解き方の癖を分析し,次回の対策を立てる
上記3ステップを繰り返し共テ英語の形式に慣れれば,確実に点数アップにつながります。
④演習を通して英文読解力を身に付ける
②の章で,「精読によって英文読解力が向上する」と述べました。
✔共通テストにおける英文読解力
1.必要な情報を素早く見つける
2.一度に複数の情報を読み取り整理する
3.表・グラフを正しく読み取る
4.事実(fact)と意見(opinion)を見分ける
上記4つの読解力を,問題演習を通して身につけていきましょう。
もしあなたが「必要のない情報を読み取っている」「情報が整理できない」等の悩みを抱えている場合,十分な英文読解力が身についているとは言えません。
逆に,上記4つができれば,時間内に問題を解き終え,正答率を高めることができるようになります。
⑤80分ぶっ続けで英文を読む体力をつける
最後は,体力です。
多くの学校の1コマは50分しかありません。80分の演習問題を40分×2回に分けて解いている場合がほとんどだと思います。
そこで,毎日は無謀ですが,週に1回や2週間に1回など,本番と同じ80分ぶっ続けで共通テスト演習をすることをオススメします。
やってみるとわかりますが,本番が楽に感じます。なぜなら本番の方が当然ながら集中力は高まりますが,普段の学習で80分の集中力を維持するのは難しいです。
本番より難しい環境・精神状態で80分英文を読み続けることで,これをやっていない人との集中力とパフォーマンスの違いを確実に生み出すことができます。
盛り沢山だったのでしっかりメモします!
次の章からは時間配分について解説していくよ!
共テ英語 時間配分を細かく解説
私が実際に共テ英語を解くときに心がけている時間配分は以下のとおりです。
✔共テ英語を解くときの時間配分
・第1~3問:30分
・第4~6問:50分 (計80分)
なぜなら,第1~3問の配点は45点,問題数は合計23問であるのに対して,
第4~6問の配点は55点,問題数は合計24問だからです。
当然ながら第4~6問の1問あたりの配点は高く,それだけ難易度の高い問題になります。
高得点を目指す場合,第1~3問だけに時間をかけ過ぎるのを先ずやめましょう。
第4~6問にどれだけ時間を残すことができるかが勝負の分かれ目です。
事実,第1~6問に進むにつれて,問題の難易度は上がるような構成になっています。
共テ英語 大問の解く順番は?
次に,どの大問から手を付けるべきかについて話します。
結論,共テ英語は第1~3問を先に,第4~6問を後に解きましょう。
でも配点が高いのは第4~6問ですよね?
その通り。でも難易度やかかる時間はどうかな?
先ほど述べたように,共通テスト英語は第1~3問よりも第4~6問の方が難しい構成になっています。
✔共通テスト英語 解き方の手順
・簡単な問題から解く
↓
・正答率があがる&着手できる問題数が増える
↓
・残った時間で難易度の高い問題に挑戦する
といった流れで,自分の英語力をフルに発揮してください。
難易度が高い問題から始めた場合,思ったよりも時間がかかってしまい,難易度が低い問題を解くことができずにタイムアップしてしまうリスクがあります。
まとめ:難易度が低い問題から攻略し,残った時間でハイレベルな問題に挑戦しよう
第1問から順番に解くべき?
では,1⇒2⇒3⇒4⇒5⇒6の順番で解いた方がいいんですね?
いや。必ずしも1から順番に解く必要はないよ。
第1~3問,第4~6問の中から,それぞれ得意な大問から解きましょう。
第1~3問を前半,第4~6問を後半に解き,それぞれにかける時間さえマネジメントできれば,その他の解く順番はさほど重要ではありません。
✔解く順番のアレンジ例
・3⇒2⇒1,6⇒5⇒4
・2⇒1⇒3,4⇒6⇒5
・1⇒3⇒2,5⇒4⇒6
上記のように,自分の得意・不得意に合う順番で解いてみてください。
自分の得意・不得意を見分ける方法
では,実際にどの大問が得意・不得意か分析してみましょう。
✔大問ごとの得意・不得意の見分け方
・過去3~5回分くらいの共通テスト模試や演習の点数を見る。
↓
・大問毎の平均点を比較し,自分の得意・不得意を把握する。
得意・不得意の分析は,模試や共通テスト当日までに必ずやっておきましょう。
試したことのない解き方をぶっつけ本番で試すのは絶対に避けるべきです。
共テ英語 解き終えることで狙える点数
共通テスト英語の問題をすべて解き切った場合に狙える点数は8割前後になると予想されます。
これまで何百という生徒の共通テスト演習を指導しましたが,6~7割までしか取れない生徒の特長は,大問1つは塗り絵状態(未解答)のことが多いです。
大問1つ捨てるということは,10点以上を最初から捨てることになります。
その上,後半になるにつれ,高難易度の問題が混ざることを考えれば,安定して8割取るのは難しいでしょう。
もしあなたが8割以上の高得点を目標点にかかげるのならば,先ずはマークシートの塗り絵を1問でも減らすことを心がけてください!
まとめ
この記事では,共通テスト英語リーディングで「時間が足りない」を解決するコツを紹介しました。
英文を早く読む方法はこちらです。
✔共テの英文を早く読む方法
- 語彙・文法・構文を身に付け,英語力の土台を作る
- 精読により,1文1文を正確に読む練習をする
- 共テの問題集・過去問を解いて形式に慣れる
- 演習を通して英文読解力を身に付ける
- 80分ぶっ続けで英文を読む体力をつける
また,時間配分に気をつけて全回答をめざしましょう。特に,第4~6問が鬼門でしたね。
✔共テ英語を解くときの時間配分
・第1~3問:30分
・第4~6問:50分 (計80分)
最後に,自分の得意・不得意を分析することも忘れずに。
✔大問ごとの得意・不得意の見分け方
・過去3~5回分くらいの共通テスト模試や演習の点数を見る。
↓
・大問毎の平均点を比較し,自分の得意・不得意を把握する。
すべての問題を解き切ることで,共通テスト8割以上を達成しましょう!
この記事が少しでも皆さんのお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき,ありがとうございました!
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なまえ:Akken
高校英語教員。”初心者にとことん向き合う”をモットーに情報発信しています。
所有資格:TOEIC825,英検準1級,英語教授資格TESOL certificate Ⅳ
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