It is until ~ that は正しい英語?
It is not until ~ that という表現を知っていると、
悩む生徒「じゃあ、肯定なら It is until ~ that になるのでは?」
と感じたことがあるかもしれません。



形だけ見ると、なんとなく正しそうに見えますよね。
でも結論から言うと、It is until ~ that という形は英語では使えません。
この記事を読むとどうなる?
英検や大学入試の長文に頻出の it is not until ~ that 構文(強調構文)。
この記事では、
- It is until ~ that が「なぜ不自然なのか」
- It is not until ~ that が自然に使われる理由
- It is until ~ that がダメで、It is not until ~ that がOKな理由
を説明します。



本記事を最後まで読めば、
✔ It is until ~ that が使えない理由と、
✔ not until 構文の本質を、
丸暗記せずに理解できるようになります。
形が似ているからこそ生まれやすい誤解を整理し、
「なんとなく」ではなく「根拠をもって」判断できる状態を目指しましょう。
なぜ It is until ~ that は使えないのか?
結論をもう一度確認しておきます。
It is until ~ that という形は、英語では使えません。
理由は、until という語が
とくに not until の形で使われるときに、
「意味の転換点」をはっきり示す性質をもっているからです。
肯定文+until は、文法的に正しい
まず確認しておきたいのは、
肯定文+until の文そのものは、文法的に正しいという点です。
たとえば、次のような文です。
✔ She stayed awake until midnight.
(彼女は真夜中まで起きていた)
✔ He worked until the project was finished.
(彼はそのプロジェクトが終わるまで働いた)
どちらも自然な英文で、日常英語としてもよく使われます。
until は「ある時点まで〜が続いた」という状況説明として機能しています。
そもそも It is until ~ that という形は、使われる文脈がほぼない
結論から言うと、
肯定文+until の文には強調する必然性がないため、強調構文では使われません。
肯定文 + until の文を強調構文(It is ~ that)にしてみると、違和感がはっきりします。
It is until midnight that she stayed awake.
(彼女が起きていたのは真夜中までだった)
It is until the project was finished that he worked.
(彼が働いたのはプロジェクトが終わるまでだった)
文法的に「作れそう」に見えても、
それを強調する理由が感じられません。
つまり、It is until ~ that という形には、使われる文脈がほぼないということ。
強調構文は、意味の中心になる情報(強調したい情報)を前に出すための形です。
ところが、until は、
「ある時点まで動作や状態が続いていたこと」を淡々と伝える語です。
そのため、肯定文+until の文では、until は
「いつまで続いていたか」を補足する役割にとどまり、
それ自体が意味の主役になることはあまりありません。
until だけを取り出して強調しようとすると、
「それ、わざわざ前に出す必要ある?」という不自然さが残ってしまいます。
結果として、英語では It is until ~ that という形が定着せず、 私たちも実際に「見たことがない」と感じるのです。



でも文法的に大丈夫なら
ネイティブも使うんじゃないの?



って思いますよね?
でも、ネイティブ感覚では、
✔ It is until ~ that は「自然ではありません」
✔ そして「実際にほぼ使われません」
ネイティブは、until を
- 継続の説明として使うか
- not until で転換点を作るか
という使い方しかしていません。



私も普段から幅広い英文に触れていますが、
It is until ~ that の形を見たことは一度もありません。
until は not until で使うと、意味の芯が立つ
until が本領を発揮するのは、
not until の形で使われるときです。
not が加わることで、
「それ以前は起こらなかった」という未成立が明示され、
until が転換点として機能します。
not until (否定文+until)の例文
I didn’t understand the truth until I met her.
(彼女に会って初めて真実がわかった)
この「〜して初めて」という意味がはっきりするからこそ、
until の部分を強調する必然性が生まれます。
その結果、英語では次のような強調構文が自然に使われます。
not until を強調構文にした形
It was not until I met her that I understood the truth.
(彼女に会って初めて、私は真実を理解した)
ここでは、「いつ理解したのか」という転換点をはっきり示すために、
not until 以下が意味の中心として強調される必然性をもっています。
だからこそ、not until の文を強調構文にするのは自然なのです。



✔ not until の意味、
✔ It is not until ~ that 構文 については
こちらで詳しく解説しています!




よくある質問(FAQ)
Q1. It is until ~ that は正しい英語ですか?
いいえ。It is until ~ that は自然な英語ではなく、実際にもほぼ使われません。
肯定文+until 自体は文法的に正しいものの、until を強調する必然性が弱く、英語ではこの形が定着していないためです。
Q2. 肯定文+until は文法的に間違いですか?
いいえ、文法的には正しい表現です。
たとえば She stayed awake until midnight. のように、肯定文+until は「〜まで続いていた」という継続の説明として自然に使われます。
Q3. なぜ not until は「〜して初めて」という意味になるのですか?
not が加わることで「それ以前は起こっていなかった(未成立)」が明示されるからです。
その結果、until が「転換点」として機能し、「〜して初めて」という意味がはっきりします。
Q4. It was not until ~ that はどんなときに使いますか?
not until 以下が「いつ起きたのか」という転換点(意味の中心)になるときに使います。
その部分を強調する必然性があるため、強調構文(It was not until ~ that)が自然に成立します。
まとめ|だから It is not until ~ that は自然で、It is until ~ that は不自然
今回は、It is until ~ that が使えない理由とnot until 構文の本質を解説しました。
まとめると、次のようになります。
- 肯定文+until:文法的に正しいが、強調する理由がない
- not until:未成立 → 転換点が生まれ、意味の芯が立つ
- だから It is not until ~ that は自然
- It is until ~ that は、強調する文脈がなく不自然
形が似ていても、使われる文脈がまったく違う。
それが、この2つの決定的な違いです。
今回は以上です!



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なまえ:Akken
高校英語教員。”初心者にとことん向き合う”をモットーに情報発信しています。
所有資格:TOEIC825,英検準1級,英語教授資格TESOL certificate Ⅳ
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コメント
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