悩む生徒not until って、結局どういう意味?
「not until は、否定文+until でしょ?」
「じゃあ『〜するまで…しなかった』って訳すのが正解じゃないの?」



英文を読んでいて、こんなふうに迷ったことはありませんか?
not until は、日本語では、「〜して初めて…した」と考えるのが自然です。
※「否定文+until」の形だけど、「〜するまで…しなかった」と直訳しなくてOK
理由は、not until が「その時に初めて起こる」ことを表しているからです。
この記事でわかること
- not until の意味を「〜して初めて…した」で一発理解できる
- 「〜するまで…しなかった」と直訳しなくていい理由がわかる
- not until が「否定文+until」ではない本当の考え方がわかる
- 強調構文(it is not until ~ that)との関係が整理できる



まずは、本記事の結論を、
例文といっしょに見ていきます!
not until の意味を日本語1行で言うと
では、改めて結論から言うと――
not until の意味は「〜して初めて…した」です。
※「〜するまで…しなかった」と訳すこともあります。
例文を見てみよう
He did not realize how important his family was until he lost them.
① 直訳(BするまでAしなかった)
👉「彼は家族を失うまで、その大切さに気づかなかった。」
② 今回の訳(Bして初めてAした)
👉「彼は家族を失って初めてその大切さに気づいた。」
型:did not A until B
文の型は「否定文+until」という形のため、
①のように、「〜するまで…しなかった」と訳す人も多いです。
しかし、ここがポイントで、
not until は、必ずしも「〜するまで…しなかった(否定)」の意味で訳す必要はありません。
- 「失うまで気づかなかった」
- 「失って初めて気づいた」
これらは、意味は同じで、焦点が違うだけです。
「~して初めて」と訳すのは自然
以上のような理由から、not until は、「〜して初めて…した」と訳すことができます。
この文では、ある時点までは起こらず、 その時点で初めて起こるという 時間の切り替わり を表しています。



日本語では文脈によって「〜するまで…しなかった」と訳されることもありますが、意味としては「その時点で初めて起こる」と同じです。
図で理解する|not until の時間のイメージ


not until は、
「〜するまでは起きず、その時点で初めて起きる」
という時間の流れを表します。



この図のように、出来事が起こる その瞬間 に注目すると、not until の意味が自然に理解できます。
it を使わない not until の例文(最重要)
例文1
He did not realize how important his family was until he lost them.
この文は、
- 家族を失う前:大切さに気づいていない
- 家族を失った時点:大切さに気づく
という流れを表しています。
👉 そのため、意味は
「彼は家族を失って初めて、その大切さに気づいた」となります。



もう一つ例文を見てみましょう。
例文2
She didn’t start to appreciate her job until she quit.
*appreciate = ありがたさを実感する
この文も同じように、
- 仕事を辞める前:仕事のありがたさに気づいていない
- 仕事を辞めた時点:ありがたさに気づく
という時間の流れを表しています。
👉 意味は
「彼女は仕事を辞めて初めて、そのありがたさに気づいた」です。
※ 強調構文でなくても、not until がある時点で「初めて」と考えてOKです。
until と not until の違いは「時間の捉え方」
until(肯定文+until)の場合
until だけの場合は、
「ある時点まで状態が続く」という意味になります。
She stayed at the office until midnight.
👉 彼女は 深夜までずっと オフィスにいました。
(「いる」という状態が、midnight まで続いている)
not until(否定文+until)の場合
一方、not until は、
- その時点までは起こらない
- その時点で初めて起こる
という 時間の切り替わり に注目した表現です。
She didn’t leave the office until midnight.
👉 彼女は 深夜になって初めて オフィスを出ました。
(深夜までは出ず、深夜の時点で行動が起こる)



迷ったら、「その瞬間に何が起こるか?」を考えてみてください。
よくある誤解|「強調構文じゃないと初めてにならない?」
よくある誤解(疑問)
「it is / was not until ~ that(強調構文)じゃないのに、『〜して初めて』と訳していいの?」
→ はい、問題ありません。
「〜して初めて」という意味は、強調構文が作っているのではなく、not until 自体がもともと持っている意味です。
※ it is / was not until ~ that という形は、
not until の意味(〜して初めて)を強調したものです。



強調構文について復習したいな…



という人は、こちらで強調構文を整理しているのでどうぞ!
▶ it is / was not until ~ that 構文の意味と使い方(例文つき)
短文で最終チェック



最後に、not until の英文で復習しましょう。
この文の和訳は?
I didn’t know her name until today.
この文の和訳(正解は…)
→ 今日になって初めて、彼女の名前を知った。
※「今日まで知らなかった」ではなく、
「今日という時点で“知る”という変化が起きた」と考えましょう!
このように、not until を見たら
「〜して初めて」 と考えるのが基本です。
よくある質問(FAQ)
Q1. not until の意味は「〜するまで…しなかった」ではないのですか?
A. 必ずしもそうではありません。
not until は「ある時点で初めて起こる」という意味を表し、日本語では「〜して初めて…した」と考えるのが自然です。
Q2. 強調構文(it is not until ~ that)でないと「初めて」にならないのですか?
A. いいえ。
「〜して初めて」という意味は not until 自体が持っているもので、強調構文はそれを目立たせているだけです。
Q3. until と not until の違いは何ですか?
A. until は「ある時点まで状態が続く」ことを表し、not until は「その時点で初めて出来事が起こる」という時間の切り替わりに注目した表現です。
まとめ|not until を見たらこう考える
以上、今回は「not until って、結局どういう意味?」について解説しました。
最後に、今回の内容をおさらいして締めくくります!
- not until = 「〜して初めて」
- 注目するのは「いつ起こるか」
- 強調構文でなくても意味は同じ
まずは「初めて」と当てはめる。
それだけで、和訳も読解も一段ラクになりますよ。
今回は以上です!



この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
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なまえ:Akken
高校英語教員。”初心者にとことん向き合う”をモットーに情報発信しています。
所有資格:TOEIC825,英検準1級,英語教授資格TESOL certificate Ⅳ
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