はじめに|クジラ構文(A is to B what C is to D)を5分で理解
こんにちは、Akkenです。
今回解説するのは A is to B what C is to D という構文です。
一見すると難しそうですが、文型(SVC)の仕組みを押さえれば暗記に頼らず理解できます。
この記事では「意味 → 言い換え → 例文 → 文法の仕組み → 小テスト」までまとめて、受験にも英作文にも役立つ完全ガイドにしました。
Akkenこの記事を最後まで読めば、きっと“あれ?簡単かも”と思えるはずです。ぜひ一緒に進めていきましょう!
クジラ構文とは?意味を一言で言うと「BにとってのA=DにとってのC」
「AのBに対する関係は、CのDに対する関係に等しい」――これが文法書でよく紹介される定義です。
ただそのままだとイメージが湧きづらいので、ここでは「BにとってのAは、DにとってのC」という等式で理解する方法を紹介します。
定義:
A is to B what C is to D は、
「AはBにとって、CがDにとって果たしているのと同じ役割だ」
という意味を表す構文です。
覚えやすい日本語の型
- 「BにとってのAは、DにとってのC」
- 「AとBの関係は、CとDの関係と同じ」
👉 ポイントは「=(イコール)」で考えることです。
A:B = C:D という対応関係をイメージすると理解がスムーズです。



“=(イコール)でつなぐ”と考えると一気に理解が進みますよ。
覚え方に迷っている方にぜひおすすめです!
クジラ構文の言い換え|as / just as で丸暗記せずに使える
A is to B what C is to D は、比喩や関係説明でよく使われます。
覚えるときは丸暗記ではなく「役割の比較」として理解しましょう。さらに as / just as を使った言い換えも押さえておくと応用が利きます。
💡 as / just as の基本
- as …「~のように」「~と同じように」
- just as …「ちょうど~のように」
👉 つまり「CとDの関係と同じように、AとBの関係を説明する」ために使います。
よくある疑問



丸暗記しないと使えないのでは?



大丈夫です。as / just as に置き換えられることを知れば、使える場面がぐっと広がります!
言い換え例
- A plays the same role for B as C does for D.
(AはBにとって、CがDに果たすのと同じ役割を果たす。) - Just as C is important to D, A is important to B.
(CがDにとって重要であるのと同じように、AもBにとって重要だ。)
覚え方の工夫
- 等式で理解:「BにとってのA = DにとってのC」
- 図解で整理:関係を図にすると頭に入りやすい
👉 こんなふうに 「as / just as」=比較のつなぎ言葉 と押さえておけば、A is to B what C is to D を丸暗記せずに応用できます。
クジラ構文の例文|入試で出る典型3つ(比喩が一瞬でわかる)



受験では「比喩の読み取り」「関係の対応」が問われやすいので、例文は “意味が一瞬でわかる比喩” だけに絞りました。
定義だけではピンとこないので、
ここからは 会話・学術・入試で使える例文で感覚をつかみましょう。
- 日常(身近なたとえ)
- Rice is to Japanese people what tortilla is to Mexican people.
(日本人にとっての米は、メキシコ人にとってのトルティーヤのようなものだ。)
- Rice is to Japanese people what tortilla is to Mexican people.
- 学術(説明っぽい文)
- Sunlight is to plants what food is to humans.
(植物にとっての日光は、人間にとっての食物と同じだ。)
- Sunlight is to plants what food is to humans.
- 入試(読み間違い注意系)
- A whale is to a fish what a horse is to a cow.
(魚にとってのクジラは、牛にとっての馬のようなものである。)
- A whale is to a fish what a horse is to a cow.



例文は“比喩の便利ツール”として理解してみてください。
きっとイメージが定着しやすくなります。
クジラ構文の文法|SVCとwhat節(名詞節)を図で整理
ここでは「なぜ what が必要か」「なぜ to B が前に来るか」だけ押さえます。



どうしてwhatを使ったり、
to B が前に来たりするんですか?



結論から言うと、この構文は 「A:B = C:D」(比例・対応)の形で読みやすくするために、慣用的にこの語順が定着したんです。
この構文を丸暗記せず理解するコツは、
「骨組み(SVC)」と「what節(名詞節)」に分けることです。
では、「Aが、Bにとって、CがDにとって果たす役割と同じだ」という 対応関係を、
英文がどう表しているかを見ていきます。
骨組みは SVC(A is 〜)
この文の核はシンプルに A is 〜 です。
その「〜」の中身を、what節(=名詞のかたまり)で作っています。
- S = A
- V = is/are
- C = what C is to D(名詞節:「DにとってCが何であるか」)
- M(補足) = to B(「Bにとって」)



先生、なんで what を使うんですか? that じゃダメですか?



それは、what は「〜するもの/〜であるもの」という名詞のかたまりを作ることができるからです。
what C is to D は、直訳すると 「DにとってCが何であるか(=Cの役割)」。
つまり 「役割」そのものを名詞として取り出せるのが what の強みです。
例えば:
Tortilla is food to Mexican people.
(トルティーヤはメキシコ人にとって食べ物だ)
これを「トルティーヤがメキシコ人にとって何であるか」という名詞のかたまりにすると、
👉 what tortilla is to Mexican people
になります。
だからこの構文では what が必須。
A と並べて「=で結べる“役割”」を作るためなんですね。
なぜ to B が前に来るのか?(読みやすさの工夫)
この構文は、意味としては常に 「BにとってのA」 を言いたいので、to B が重要です。
ただ、what節が長くなると、to B が遠くなって読み手が迷子になりがち。
そこで英語では、重要な情報(to B)を早めに出す形がよく用いられ、
結果として A is to B what C is to D が定番の言い方になっています。
図で確認



では,図で確認してみましょう


A is what C is to D(+to B)
→ 補足(to B)が後ろに回ると、読み手が迷いやすい。


A is to B what C is to D.
→ 「to B」が前に移動して、読みやすくなった形。



ここまでで“to B が前に来る理由”がわかりましたか?
この“なぜ語順が変わるのか”を理解すれば、丸暗記せずに自然と身につきますよ!
クジラ構文の訳し方|3ステップで必ず訳せる型
ここまでで 意味と文型 を学びました。
次は「日本語にどう訳すか」の練習をしてみましょう。
ポイントは 型にあてはめるだけ。丸暗記ではなく、順番に処理すれば誰でもスラスラ訳せます。



次の例文を3ステップで訳してみましょう!
例:Rice is to Japanese people what tortilla is to Mexican people.
ステップ1:A = what以下 ととらえる
文の中心は A is ~。
「~」の部分が what節(=役割) になっている、と考えると訳しやすいです。
つまり 「Aは(what以下)のようなものだ」 と訳せます。
👉 例)Rice is ~ → 「お米は~のようなものだ」
ステップ2:to B をつけ足す
次に「to B」を処理します。
これは 「Bにとって」 という意味。
👉 例)to Japanese people → 「日本人にとって」
ステップ3:全部をつなげる
最後に「what C is to D」を訳します。
これは 「DにとってのC」 と表せます。
👉 例)what tortilla is to Mexican people → 「メキシコ人にとってのトルティーヤ」
完成
3つをつなげると:
「お米は日本人にとって、メキシコ人にとってのトルティーヤのようなものだ。」



型に沿って訳すだけでスラスラ解けるようになります。まずは声に出して練習してみましょう!
クジラ構文が入試で狙われる形|頻出パターン4つ(和訳・同義・空所・内容一致)
クジラ構文は、入試では「意味を知ってるか」よりも、
比喩(たとえ)の対応関係を正確に読めるかが問われます。



ここでは、よく出る設問パターンを4つに整理し、
何をどう間違えやすいかまでセットで確認します。
なお、It is not until ~ that … のような強調構文も、
クジラ構文と同じく「見た目に引っ張られず、構造で意味を取る」ことが重要です。
▶︎ It is not until ~ that … の意味と入試での読み方はこちら
パターン①:下線部和訳(いちばん王道)
狙い:「AとB」「CとD」の対応(A:B = C:D)を崩さず訳せるか。
訳の型(これでOK)
「BにとってのAは、DにとってのCのようなものだ」
※ 直訳しようとせず、「役割の対応」を日本語にしましょう。
例題(1)・(2)
次の英文の下線部を日本語に訳しなさい。
(1)Sunlight is to plants what food is to humans.
(2)Teachers are to students what parents are to children.
解答(訳例)
(1) 植物にとっての日光は、人間にとっての食物と同じだ。
(2) 生徒にとっての教師は、子どもにとっての親と同じだ。
説明(共通ポイント)
- 「A=C」と言っているのではない
- 比べているのは 役割・関係(A:B = C:D)
- この構文は「同一」ではなく「同じ役割・同じ関係」
パターン②:同義文選択(as / just as で言い換え)
狙い:「クジラ構文=比喩の対応」を、as / just as などの言い換えで判定できるか。
同じ意味の言い換えの型
- A plays the same role for B as C does for D.
- Just as C is related to D, A is related to B.
見分けるコツ:
「AとB」「CとD」のペアが崩れていないかだけ確認すればOKです。
▶ as 型(役割をそのまま言い換える)
問題
次の2つの文の意味が同じになるように、空所に適切な語を入れなさい。
Rice is to Japanese people what tortilla is to Mexican people.
= Rice plays the same role for Japanese people ( ① ) tortilla ( ② ) for Mexican people.
選択肢
① as / that / which ② does / is / has
解答
① as ② does
▶ just as 型(対応関係を強調する)
問題
次の2つの文の意味が同じになるように、空所に適切な語を入れなさい。
Sunlight is to plants what food is to humans.
=( ① ) food is essential to humans, sunlight is essential to plants.
選択肢
① Just as / Because / Although
解答
① Just as
パターン③:空所補充(what / to の役割がわかるか)
狙い:what が「役割(=名詞節)」を作り、to が「〜にとって」を表すことを理解しているか。
例(空所補充)
※ 単語ではなく「語順と役割」を問う問題。
A whale is ( ) a fish ( ) a horse is ( ) a cow.
解答:
A whale is to a fish what a horse is to a cow.
ひっかけポイント:
× that を入れたくなる → ここは「何であるか/役割」なので what。
パターン④:内容一致(比喩のポイントを説明できるか)
狙い:筆者(または話者)が何の共通点を言いたいのかを読み取れるか。
A whale is to a fish what a horse is to a cow.
この文の訳例:
クジラと魚の関係は、馬と牛の関係と同じだ。
よくある誤訳:
× クジラは魚である(=同一だと勘違い)
→ この構文は「同じ」ではなく「同じ役割/同じ関係」です。
このwhale文が言いたいこと(例)
クジラは魚に似て見えるが魚ではない。
同じように、馬は牛に似て見える部分があるが別物である。
→ 「似ているが同じではない」という関係の比喩。
内容一致で落としやすい誤り:
「AはBと同じものだ」と読み替えてしまうこと。
この構文は“同一”ではなく“対応”を表します。
また、It is A that B の強調構文でも、
筆者が「どこを一番言いたいのか」を読み取る力が問われます。
クジラ構文の内容一致と同じ発想です。
▶︎ It that 構文の意味と内容一致問題の考え方はこちら



入試対策としては、「BにとってのAは、DにとってのC」の型で訳せれば十分。
あとは設問で「同義」「空所」「内容一致」に形を変えられても、ペア(A:B / C:D)を崩さず処理すれば解けます。
クジラ構文FAQ|受験で重要?ネイティブは使う?as / just as との違いは?
クジラ構文について、学習者からよく出る疑問をまとめました。
「覚えるべき?」「使って大丈夫?」と迷ったら、まずここを確認してください。
① 受験で重要?共通テストでは出ないのに、なぜ勉強するの?
共通テストでの出題頻度は高くありませんが、難関大の長文・記述・同義文問題では十分に狙われます。
特に、比喩・類推・関係説明を読み取る設問で使われやすく、
構文そのものよりも「対応関係を正確に読む力」が問われます。
② ネイティブは A is to B what C is to D を実際に使う?
使いますが、そのままの形で頻繁に使うというより、
as / just as を使った言い換えで表現することが多いです。
つまり、ネイティブ感覚では:
- A plays the same role for B as C does for D.
- Just as C is related to D, A is related to B.
のような形が、より自然に使われます。
③ what じゃなくて that / which ではダメ?
ダメです。ここでの what は、「〜するもの」「〜である役割」を表す名詞節を作っています。
that や which は名詞そのものを受けますが、
クジラ構文では「役割そのもの」を名詞化したいので what が必要です。
④ as と just as の違いは?どちらを使えばいい?
どちらも「同じように」という意味ですが、just as の方が対応関係を強く意識します。
- as:同様に(一般的な比較)
- just as:ちょうど〜と同じように(比喩・対応を強調)
クジラ構文を言い換えるときは、just as の方が意味がズレにくいことが多いです。
⑤ 英作文で使っても減点されない?
正しく使えていれば減点されません。
むしろ、関係を端的に説明できる構文として評価されることもあります。
ただし、
- 語順をあいまいに覚えている
- A:B / C:D の対応がズレている
場合は、使わない方が安全です。
⑥ 丸暗記しないと使えない構文?
いいえ。等式発想(A:B = C:D)とSVC構造を理解すれば、暗記は不要です。
「BにとってのAは、DにとってのC」という型で処理できれば、
初見の文でも落ち着いて読めます。
⑦ クジラ構文は一言で言うと、どういう意味?
一言で言うと、「役割の対応を比べる構文」です。
日本語にすると、
「BにとってのAは、DにとってのC」
という形で理解できます。
⑧ クジラ構文を読むとき、一番大事なポイントは?
一番大事なのは、A・B・C・Dの「対応ペア」が崩れていないかを見ることです。
読むときは、次の形だけを意識してください。
A : B = C : D
これが頭にあれば、語順や単語に振り回されず、落ち着いて意味を取れます。
クジラ構文の練習問題(英作文)|小テスト5問+解答
仕上げはアウトプットです。
例文をもとにした小テストに挑戦して、ここまで学んだ知識を実際に使える形で定着させましょう。
次の日本語をヒントの単語を使って英訳してください。
- 植物にとっての日光は、人間にとっての食物と同じです。
[ sunlight / plant / human ] - 生徒にとっての教師は、子どもにとっての親と同じです。
[ teacher / parent ] - 日本人にとっての米は、メキシコ人にとってのトルティーヤのようなものです。
[ tortilla / Mexican ] - 海にとっての海藻は、陸地にとっての草と同じです。
[ seaweed / grass ] - 私にとって彼は、あなたにとっての彼女と同じです。
[ he / she ]
解答例
- Sunlight is to plants what food is to humans.
- Teachers are to students what parents are to children.
- Rice is to Japanese people what tortilla is to Mexican people.
- Seaweed is to the sea what grass is to land.
- He is to me what she is to you.



自分で書いてみると本当に力がつきます。間違えてもOK、解答を見ながら“なるほど”と思えれば十分です!
まとめ|クジラ構文の要点+関連記事リンク
最後に今回の内容を整理します。
意味・文型・言い換え・例文・試験での扱いを総合的に押さえれば、この構文はもう怖くありません。
- 意味:「BにとってのA=DにとってのC」
- 文型:SVC構造+to B の前置き
- 言い換え:A plays the same role for B as C does for D
- 入試では「比喩・関係説明」で狙われることあり



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