Akkenこんにちは、英語オタクのAkkenです。
まずは30秒で結論から見ていきましょう。
It is / was not until ~ that の that は省略できません。
理由はシンプルで、この表現が強調構文(It is … that …)そのものだからです。
つまり、that を消す=構文が崩れて不自然になります。
「え、that って接続詞でしょ?省略できるんじゃないの?」
ここ、英語学習でかなりの人が一度つまずくポイントです。
こんな疑問はありませんか?
- It was not until A that B の that は省略できる?できない?
- I think (that) … の that みたいに省略できるのでは?
- that を消すと、文法的にどこが壊れるの?
- not until(通常文)と、It is not until ~ that(強調構文)は何が違う?
- 入試長文では、この構文をどう処理すれば速い?
この記事では、
「文法」+「読み方」の2つの視点から、
なぜ that が必須なのか/省略すると何が起きるのかをスッキリ整理します。



先生、It is not until ~ that の that って省略できますか?



いい質問!
結論、省略できないよ。



でも that って省略できること、ありますよね?



あるある。だから混乱するんだ。
ただ今回は、接続詞thatじゃなくて「強調構文のthat」。
まずは結論を見てみよう👇
結論|that は「省略できる接続詞」ではない
では、なぜそんなことが言い切れるのでしょうか。
ポイントは、It is / was not until ~ that … が
「特別な until の形」ではなく、強調構文そのものだという点です。
まずはここを押さえれば、
「なぜ that が省略できないのか」が一発で腑に落ちます。
まず結論をもう一度
It is / was not until ~ that の that は、
強調構文の “部品” なので省略不可
👉この構文の that は、It is ~ that …(強調構文)の that と同じ役割
例文で違いを見てみよう
that があるなしでどう変わる?
- ✅ It is not until I met her that I understood the truth.
- ❌ It is not until I met her I understood the truth.
❌の文は、強調構文の型(=It is / was ~ that)が崩れている。
こうなると、「どこからどこまでが何のかたまり?」が崩れて、読みにくく(=不自然に)なります。
\ 強調構文の復習はコチラから /




なぜ that が必要なのか(省略できないのか)?【理由は1つ】
ここでは、「なぜ that が省略できないのか」を文法の正体から説明します。
理由は1つだけです。
It is ~ that …(強調構文)で使われるthat だから
まず、強調構文の型を復習しましょう。
It is / was + not until ~ + that + 主語 + 動詞
このthatを省略してしまうと、
- 何を強調したいのか
- どこから that節(S+V)が始まるのか
が、読み手(聞き手)に伝わりづらい。
ここで思い出して欲しいのは、
この that は「接続詞の that」ではなく、強調構文の that
という点です。
| 接続詞 that | 内容をつなぐ(省略できることがある) |
| 強調構文 that | 型のパーツ(省略不可) |
接続詞の that は「内容をつなぐ役」なので省略できる場合がありますが、
強調構文の that は“型の一部”なので省略できません。
だから、that を取る=「どこから that節が始まるのか」が見えなくなり、文が一気に読みにくくなります。
✔ 正しい例(that あり)
It is not until I met her that I understood the truth.
✖ 不自然な例(that なし)
It is not until I met her I understood the truth.
- not until I met her を強調している境界(印)が見えなくなる
- I understood the truth (文)がどこから始まるか分かりにくい
強調構文の that の役割は以下の2つです。
- 強調したい言葉を囲って閉じる
- that 節(S+V)の始まりを見えるようにする


not until ~ は「いつ(どの時点で)」、that 以下 は「何が起きたか(文の本体)」。
that はこの2つを区切る境界線として働くため、省略できません。
強調構文の that を省略できないルールは、次のように覚えるとラクです。
- It is / was がいて
- not until ~ が挟まっていたら
- 最後の that は必須
- It is / was not until ~ that は強調構文で、省略不可
- 強調構文では、“かぎかっこ”のように It is / was ~ that で強調したい部分を囲む
- この構文では、その囲みの中に not until ~ が入っている
- that は強調したい言葉と that 節(S+V)を伝える役割がある



とはいえ、学習者が「省略できそう」と感じるのも自然です。
次でその誤解ポイントを潰します。
「that を省略できそう」と思ってしまう3つの理由
ここで迷う人が多いのは自然です。よくある勘違いを3つだけ潰します。
❌ 誤解①:that は接続詞だから省略できるのでは?
たしかに、名詞節の that は省略できることがあります。
I think (that) he is right.(that 省略OK)
でも、今回の It is ~ that …(強調構文)の that は別物です。
強調構文のthatは「構文の部品」なので、省略しません。
❌ 誤解②:until の後ろが長いから、that がいらないのでは?
長さは関係ありません。
until の後ろが短くても・長くても、that は必須です。
✅ It was not until the end that the truth came out.
(真実が明らかになったのは、最後になってからだった。)
✅ It was not until I read the report carefully that I noticed the mistake.
(そのミスに気づいたのは、報告書を注意深く読んでからだった。)
❌ 誤解③:「until節」があるから後ろはそのまま続けていい気がする
ここが一番つまずきやすいポイントです。
結論から言うと、until節のあとには、必ず that を置く必要があります。
It is / was not until ~ that … の構文は、that を置いて初めて強調構文として機能するからです。
また、この構文は
- not until ~(いつ?どの時点?)
- that S V(何が起きた?)
の2パーツに分かれていて、that が境界線の役割をしています。
that は、「いつ(強調部分)」と「何が起きたか(文の本体)」を切り分ける“仕切り”だと思ってください。
not until(否定文+until) と It is not until ~ that の違い【意味は似ているが役割とトーンが違う】
ここ、入試読解でもよく混ざります。
意味は似ていますが、「文法上の役割」と「伝え方のトーン」が異なるので整理しておきましょう。
① not until(否定文+until の文)
I didn’t understand the truth until I met her.
→ 「彼女に会うまで、真実が分からなかった」
- 「~するまで…しなかった」のように、否定文の文末にuntil が置かれる通常文。
- not(否定の助動詞)と until は離ればなれの位置に置かれる。
② It is / was not until ~ that(強調構文)
It was not until I met her that I understood the truth.
→ 「彼女に会って初めて真実が分かった」or
→ 「真実が分かったのは、彼女に会ってからだった」
- not until I met her を It was ~ that で囲み、「彼女に会った時点」を強調する言い方。
- It was not until ~ that の not は until を否定しているので、that 以下は肯定文になる点に注意。
\ 2つの違いを表でチェック /
| 文の種類 | 型 | not until の位置 | 和訳(ニュアンス) |
|---|---|---|---|
| 通常文 | 否定文 + until | 文頭か文末に置く | 「~まで…しなかった」 |
| 強調構文 | It is / was not until ~ that +肯定文 | “It is / was ~ that”で囲む | 「~して初めて…した」、「…したのは~してからだった」 |
✔ 意味はほぼ同じでも、普通に述べるか/その時点を強く伝えたいかで not until と It is / was not until ~ that を使い分けることができます。



It is / was not until ~ that(強調構文)を詳しく知りたい方はコチラからどうぞ。


例文で確認(よく出る形)
- It was not until he apologized that she forgave him.
(彼が謝って初めて、彼女は彼を許した) - It is not until you try that you understand.
(やってみて初めて分かる) - It was not until the end that the truth came out.
(最後になって初めて真実が明らかになった)
これらはすべて、It is / was ~ that で「until 以下」を強調する形。
復習にはなりますが、これらの文(強調構文)では、that を取ってしまうと文の構造が成立しません。
この強調構文は、大学入試レベルの長文問題でよく見かけます。
また、これは英語教師(問題を作る立場)としての個人的な感覚ですが、It is / was not until ~ that が使われた英文は文法問題や読解問題としても扱いやすく、教科書や問題集に出てきたときにはテストに出題される可能性が高いです!



ぜひ、この構文をマスターして、定期テストや入試に臨んで欲しいです!
よくある質問(FAQ)
Q1. that を省略すると文法的に間違いになりますか?
A. 基本的には不自然になり、試験では誤り扱いされます。
It is / was not until ~ that は It is … that …(強調構文)なので、that を抜くと構文が崩れます。
Q2. 接続詞 that は省略できるのに、なぜこれは省略できないの?
A. ここでの that は、接続詞ではなく強調構文の thatだからです。
省略できる that(I think (that) …)とは役割が違います。
Q3. It was not until と Not until の違いは?
A. 意味は似ていますが、文法ルールが違います。
- It was not until ~ that …:強調構文(It is … that …)
- Not until ~ did S V:否定語が文頭に出て倒置
Q4. until の後ろが名詞のときも that は必要?
A. 必要です。
It was not until 2020 that … のように、until の後ろが名詞でもthat 節は必須です。
Q5. この構文、読解ではどう処理すればいい?
A. いったん通常文に戻すのが一番安全です。
- It was not until A that B.
- = B didn’t ~ until A.
共通テスト〜入試長文でも、この戻し方を知っているだけで処理速度が上がります。
この構文をもっと詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。倒置などについても解説しています。
>> It is / was not until ~ that 構文の意味と使い方【例文・倒置あり】
まとめ|that は「構文の部品」なので省略しない
It is / was not until ~ that の that はなぜ必要か。that が省略できない理由とともに解説しました。
最後に短くまとめると…
- It is / was not until ~ that の that は、強調構文の部品なので省略できない
- that は、強調したい言葉は囲んで閉じる
- that 以下は、何が起こったか伝える(文の本体)
迷ったら、It is / was not until ~ that は強調構文であること、It is / was ~ that で強調したいことば(not until)を囲むこと、を思い出してください。




今回は以上です!



この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
ブックマークしてまた復習に使ってくださいね。
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なまえ:Akken
高校英語教員。”初心者にとことん向き合う”をモットーに情報発信しています。
所有資格:TOEIC825,英検準1級,英語教授資格TESOL certificate Ⅳ
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