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英語が伸びない人の特徴7選-○○しないとダメ!

今回は英語ができない人・伸びない人の特徴を7つ解説します。

私自身,高校生で英語が伸び悩み挫折してから,社会人で英語を本気でやり直した人間です。

今回の7つの特徴を押さえて対策すれば,英語が伸びずに悩んでいる人の役に立つと確信しております。

では先に結論から!

英語が伸びない人の特徴7選
1.単語や文法だけをやっている=長文を読んでない
2.インプット量が少ない
3.分析していない
4.自分のレベルに合わない英文を読む
5.精読が甘い
6.1つを読む(解く)のに時間をかけ過ぎる
7.思考停止状態になっている=アクティブラーニングしていない

いくつ当てはまっていますか?

当てはまっていたら要注意です。

では,理由と解決策まで詳しく解説していきます。

目次

1.単語や文法だけをやっている=長文を読んでない

英検の勉強で悩んでて,今のままで受かりますかね?

Akken

おー。今はどんな勉強してるの?

今は単語やってます!

Akken

単語やってるんだね。じゃあ長文は読んでる?

長文は読んでません。

Akken

長文読んでないだと・・・!!!

えぇ,こんなやり取りは普通です。英語で伸び悩んでいる人はおそらくほとんどこれです。

単語と文法をやって長文を読まない。これは本当にやめてください。

これをやってしまって私も長い間英語が伸び悩んでいました。

たしかに,単語と文法は基礎としてある程度は必須ですが,単語・文法だけやって長文を読まないという行為は,野球が上手くなりたい人が素振りとキャッチボールだけして実際の試合をしないようなものです。

私が単語・文法のみに囚われず,長文(読解)を推奨する理由は以下の通り。

長文を読むべき理由
・単語・文法が100%完璧な状態になることは永遠にない。
・単語・文法のみの勉強では長文読解ができるようにはならない。
・単語や文法の問題は,1単語or1文の中に答えがあるから長文読解より楽=あまり思考できていない。
・単語・文法はあくまで手段。
・長文を読むことで必要な語彙力や文法は十分身につく。

語彙力・文法力は大事。でもある程度でいいんです(笑)

Akken

ということで皆さん,長文を読みましょう。

もちろん,単語・文法のテストが0点なのに長文を読めということではないですよ!

2.インプット量が少ない

皆さんは英語4技能(読む・聞く・書く・話す)の中で苦手な分野はありますか?

皆さんが苦手に感じる=インプット量が少ないんです。

私が留学しているとき,文法問題は9割取れても,長文とリスニングが絶望的だったので,「自分には才能が無い」とか「やっぱり頭がいい人には敵わない」と思っていました。

しかし,答えはシンプルに努力量不足=インプット不足でした。

例えば準1級とTOEIC800を達成した年の私の学習時間は1年で1000時間は超えていたので,1日少なくとも2.5時間は勉強していたことになります。

具体的なインプット例
・英検準1級の過去問3回を何周も繰り返し解く
・自由英作文問題を書く→自己添削を繰り返す
・TOEIC公式問題集を2冊解く
・TOEICや英検のリスニング問題を使ってディクテーションとシャドーイングを繰り返す
・留学していた時期⇒語学学校とアルバイトで習った英語をアウトプットする

1000時間なんて無理だよ・・・

Akken

安心して。1000時間もする必要はないよ(笑)

大事なのは,あなたがどの力を伸ばしたいかです。

私のように英検もTOEICも同時期に受けると,教材は異なり学習量も増えてしまいます。

例えば,もし私があの時英検やスピーキングの時間をTOEICに全振りしていれば,まだTOEICの点数を伸ばすことができたと思います。しかしそれではスピーキング・ライティングの力も伸ばしバランスの良い英語力は身に付かなかったと思います。

インプットの3ステップ
ステップ1:目標を明確に設定する・・・(例)TOEICのリスニングで200点⇒400点に上げる
ステップ2:1日の学習量を決める・・・(例)1日リスニング問題を10問解いて,シャドーイングする
ステップ3:1日の学習時間を決める・・・(例)1日最低20分,できれば理想は1時間。

あらゆることを一度にするのは簡単ではありません。具体的な数字で目標と行動を明確にして,一つずつ課題をクリアしていきましょう!

なんとなく2時間勉強するよりも,やることを踏まえたうえで集中して行う1時間の方が効果は高いはずです!

3.分析していない

皆さん,自分の学習を振り返ったり,模試の点数を分析したりしていますか?

先ほどインプットの重要性を解説しましたが,学習の振り返りと分析はかなり大事です。

この分析が無ければ,成績が伸び悩み,どれだけ学習しても成果がでないなんてこともありえます。

わかりやすくするため,チェック項目を作りました。

分析する際のチェック項目
□1日・1週間・1ヶ月で何時間学習を行ったか
□1日・1週間・1ヶ月でどれだけの量学習したか※何ページ・何冊読んだか等
□模試や試験の点数はどれくらい伸びたか
□読む・聞く・話す・書くの技能のバランスは取れているか
□得意・不得意分野はどこか※模試や試験の結果(点数)を参照
□点数が伸びたor伸びていない原因は何か
□今の学習方法で目標を期限内に達成できそうか

以上のチェック項目を基に分析を行えば,必ず自分の課題が見つかり,今何をすべきか見えてきます。

点数が伸びないのには必ず原因があります。

がむしゃらに進み続けることも大事ですが,振り返りや結果の分析はかなり重要ですよ。

Akken

定期的に自分の学習の振り返りと分析を行おう!

4.自分のレベルに合わない英文を読む

さっそく結論ですが,どのように英文(教材)を選べばよいか解説します。

おすすめの英文・教材の選び方
・初見で半分くらい内容が理解できるレベルの英文
・急いで読むと内容が理解できないが,ゆっくり読めば少しはわかるレベルの英文
・解説を読みながら勉強すれば学習が継続できそうな教材
・目標から逆算したとき絶対に通過しないとレベルの英文
 (例)英検2級を目指す人が,先ずは準2級の教材で勉強する 等
・過去問を解いてみて,4~5割くらい点数が取れる
・共通テストの点数を上げたければ共通テストの対策本
・英検であれば英検の過去問

生徒でもあきらかに英検準2級をチャレンジすべきレベルなのに,いきなり英検2級を受ける人がいます。

でもどうしても英検2級を受けたいんです

Akken

わかるよ。チャレンジ精神はもちろん大事。

目標としての2級は良いです。しかし私は着実なステップアップをオススメします。

現状準2級に合格できないレベルであれば,2級には準2級の倍の学習量が必要です。

例えば,準2級なら本番まで毎日1時間で受かるかもしれないところを,2級であれば毎日2時間勉強しなければならない・・・

そして多くの人は忙しさや疲れによって学習時間が確保できず,最終的に「どうしよう全然勉強時間が足りない・・・」と本番で撃沈してしまうのです。

う・・・まさにこの間の私・・・

英検で例えましたが,共通テストでも大学入試2次試験でも同じことが言えます。

ゴールからの逆算。そして自分のレベルに合った教材での着実なステップアップで,最終的な目標を実現していきましょう!

5.精読が甘い

皆さんは英文を精読していますか?

精読は,1つの英文・文章をあらゆる視点で読み解いて意味把握していく作業で,英文解釈とも呼ばれます。

精読のやり方
・文の格となるSV(文型)を把握する
・わからない語彙・文法をチェックする
・itやthem等の指示代名詞が何を指しているのか明確にする
・howeverやfor example等のディスコースマーカーに注目する
・基になる英文と和訳を照らし合わせて,英文の理解度をチェックする

この精読(あるいは英文解釈)が甘いと,英語力が積みあがっていきません。

でも多読が大事だと言う人もいますよ。

Akken

たしかに多読も大事です。

Akken

ただここで大事なのは,心の底からわかる!状態の英文を増やすことです。

Akken

精読は英語力と同時に読解力も身に付くコスパの良い読み方なんだ。

6.1つを読む(解く)のに時間をかけ過ぎる

え,でもさっき丁寧に読めって・・・

Akken

もちろん丁寧に読もう。ここで言いたいことは・・・

思考停止した状態でボーっと英文を眺めるくらいだったら読まない方がいい!ということです。

こうならない方法は,読む時間を決めること!

具体的なやり方は以下を参考に!

1つの英文や問題に時間をかけ過ぎない方法
・単語は2秒以内で答える
・文法問題(空所埋めや選択問題)は1問30秒以内で解く
・長文読解は○○文字の英文は△△分以内で解く
・復習にかける時間は○○分までにする
※あくまで例なので,自分なりにアレンジしましょう!

このように,制限時間をもうけることで自分の思考もアクティブになりますし,だらだらと時間をかけ過ぎることも減っていきます。

そして残った時間を有効活用してください!

だから復習が大事になってくる。復習の仕方については後述する。

過去問を読む

自分の苦手分野を知る

読むスピード=wpm

7.思考停止状態になっている=アクティブラーニングしていない

先ほどインプットの重要性を解説しましたが,思考停止状態でインプットし続けてもせっかくの努力が無駄になってしまいます。

お金を銀行に預けたまま自分がいくら貯めたか銀行に預けたかわかっていないような状態です。

脳をアクティブな状態にして,効率よくインプットする必要があります!

解決方法はアクティブラーニング(=思考がアクティブな状態)です!

Akken

アクティブな思考で学習効率を最大化しましょう!

では具体的なアクティブラーニングの方法を解説しましょう。

アクティブラーニングの方法
・単語帳・文法書をクイズ化しながら読んでいく
・身の回りの物を「英語でどういうのだろう?」と考える
・自問自答しながら英文を読む
・複数の情報を結びつけて覚える(意味のあるかたまりにして覚える)
・情報に優先度・重要度をつける
・習った知識を自分で解説(再言語化)してみる=人の解説で「わかったつもり」にならない
・メタ認知を行う=「どこがわからないのかわからない」を避け,「わからない原因は何だろう?」と考える
・難しいことを簡潔に伝える=小学生に伝えるつもりで言語化する
・音読は「こどもを相手に絵本を読むように」等,相手をイメージして読む

皆さんどのくらい実践できているでしょうか?

正直私が英検2級の勉強している時は,アクティブラーニングのアの字も無い状態で,英単語帳をNo.1からノートにひたすら書きづづけるという文字通り思考停止の状態でした(笑)

今の自分だったら間違いなく違った勉強方法になっていたと思います。

長くなってしまいましたが,まとめに入ります。

まとめ

今回紹介した英語が伸びない人の特徴はこちら。

英語が伸びない人の特徴7選
1.単語や文法だけをやっている=長文を読んでない
2.インプット量が少ない
3.分析していない
4.自分のレベルに合わない英文を読む
5.精読が甘い
6.1つを読む(解く)のに時間をかけ過ぎる
7.思考停止状態になっている=アクティブラーニングしていない

すべて私自身の英語学習の体験や,生徒の勉強方法と英語力の伸び具合の観察からわかったことです。

この7つの特徴と逆のことをやるだけで,英語力はどんどん伸びていくはずです。

定期的に自分の学習方法を見直すのに,読んでいただけると嬉しいです。

今回は以上です!

ここまで読んでくださりありがとうございます。

Akken

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コメントも気軽にどうぞ~。

この記事を書いている人

なまえ:Akken
高校英語教員。”初心者にとことん向き合う”をモットーに情報発信しています。
所有資格:TOEIC825,英検準1級,英語教授資格TESOL certificate Ⅳ

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